麻生 奈央(あそう なお)
現在中学2年生。無口で、人を寄せ付けないタイプ。
いじめを受けたことが原因で、不登校児になった。
死にたいと思っていた矢先、とある自殺サイトの書き込みを見つける。
「毎日毎日、必死になって学校に通っていた……。だけど――」
二階堂 颯太(にかいどう そうた)
年齢は奈央の1つ上。この集団自殺を呼び掛けた張本人。
素行の悪い不良少年で、警察に補導されることもしばしば。
父親は既に他界、母親と2人暮らしをしている。しかし、暴行を受けるなど不仲である。
「"いい子"になんか、絶対になれない。あいつの血が流れてる限り……」
遠乃 瑞希(とおの みずき)
明るく朗らかな少女、この中では唯一の女子。年齢は奈央と同じ。
幼い頃からずっと病院に入院しており、余命はあとわずかとされている。
病院から抜けだし、集団自殺に加わることになった。
「だから、ボクは――、ボクが生きた証がほしい」